MB001
aesthetics002

[歯肉のメラニン色素沈着症]


冠や土台の金属が影響する色素沈着症は全く別の機序ですので、ここでは、周囲に金属が
無い部分における歯肉メラニ色素沈着症の話です。


最大の原因は「喫煙」です。
禁煙しなければ改善は望めません。


喫煙していない場合、次に考えられるのが「口呼吸」です。
日中意識がある時には口を閉じている人でも、夜間無意識下では口呼吸の人が少なく
ありません。
口呼吸の人に歯肉メラニ色素沈着症が多い理由は、はっきりとは解りません。
口呼吸によって歯肉が外気に触れ唾液が乾燥し、細菌やウイルスに暴露されるので、
細菌やウイルスの侵入を防ぐためにメラニ色素沈着するのか、逆に歯肉がダメージを受けて
活性酸素が発生し、チロシンからドーパ、メラニンへの反応が加速してしまうのか、
どちらかではないかと思います。

夜間無意識下での口呼吸を判別するには「口唇閉鎖力」測定が有効です。
平均的な口輪筋の強さの半分以下の人が珍しくありません。
若い年齢層に口輪筋の弱い人が増えています。
離乳食が早く開始された年代と相関関係がありそうです。

口呼吸を改善するには、口輪筋や周囲の筋肉をトレーニングする器具の使用や、
MFT口腔筋機能療法
があります。
器具を活用した方が簡単で長続きすると思います。


その次に可能性があるのが、栄養失調によるメラニ色素沈着です。
顔のシミができやすいケースと似た原理だと思います。
改善効果が期待されるビタミンには、
  ・ビタミンA
  ・ビタミンB2
  ・ビタミンB6
  ・ビタミンB12
  ・ビタミンC
等があります。


最後に稀ではありますが、免疫力低下に伴うメラニ色素沈着症があります。
若者の代表的な免疫力低下はエイズです。
エイズの初発症状のこともあります。
厚生労働省エイズ対策研究事業の報告書にも詳しく記載されています。

(横山歯科医院)

HIV001
HIV003
HIV005
HIV006